ビートきよしさんの闘病記から考える!後悔のない人生と終活のお金

お笑いコンビ「ツービート」のビートきよしさん(76歳)の現在を追った密着番組が、大きな話題を呼んでいます。

週3日の人工透析を受け、「ネフローゼ症候群」という大病を患いながらも、タバコや好きな食事をやめないその姿。

一見すると危なっかしくも見えますが、きよしさんは「俺の人生は楽しい。相方のたけしより幸せかも」と笑顔で語ります。

今回は、きよしさんの過酷な闘病生活を振り返りつつ、私たちが「自分らしい最期」を迎えるために今から考えておくべきお金とライフプランについて、ファイナンシャルプランナー(FP)の視点を交えて解説します。

そこで今回は、

ビートきよしさんの闘病記とは?

ビートきよしさんの闘病記の中での突き抜けた人生観

「医療の常識」と「本人の幸福」のアイロニー

ビートきよしさんの闘病記で考える絶対必要な経済的備え

4つの観点から迫っていきます。

それでは、早速本題に入っていきましょう。

目次

ビートきよしさんの闘病記とは?

きよしさんが2021年に発症したのが「ネフローゼ症候群」だと公表されています。

これは腎臓のフィルター機能が低下し、尿に大量のたんぱく質が漏れ出てしまう病気。

血中のたんぱく質が減ることで、体に激しい「むくみ(浮腫)」が起こります。

きよしさんも一時は体重が25キロも増加し、ステージで立っていられなくなるほどの状態だったといいます。

その後、筋肉の減少で自力での着替えが困難になり、これまでに肺に水が溜まって2回も救急搬送されるなど、まさに壮絶な闘病生活を送ってこられました。

現在は週3日の人工透析を受けながら、横浜でのカラオケパブ経営を続けています


ビートきよしさんの闘病記の中での突き抜けた人生観

医師からは当然、厳しい食事制限(生野菜の禁止など)を課され、禁煙も勧められているきよしさん。

しかし、驚くことに「食べたいものをバンバン食べて、タバコも吸い続けている」と言います。

「我慢して我慢してポックリ逝ったら、悔い残るでしょ」

「もし明日ポックリでも後悔はない」

「そのうち絶対逝く」と自身の死を冷静に見つめながらも、ストレスを溜めて生きるより、今この瞬間を楽しく生きることを選択したきよしさん。

スーパースターゆえに世間の目に縛られる相方・ビートたけしさんと比較し、「俺は好き勝手できるから、俺の方が幸せなんじゃないかな」と言い切る姿には、ある種の幸福論の真髄が垣間見えます。

「医療の常識」と「本人の幸福」のアイロニー

医療や介護の現場では、しばしば「数値を良くするための制限」と「本人のQOL(生活の質)」が衝突します。

きよしさんの生き方は、医学的にはリスクの塊かもしれません。

しかし、精神的な満足感が生きる活力(=カラオケパブを毎日営業するエネルギー)になっていることも事実です。

私たちはつい「1日でも長く生きること」を目標にしがちですが、きよしさんのエピソードは、「どう生き、どう死にたいか」という個人の尊厳や価値観の大切さを、改めて私たちに突きつけています

ビートきよしさんの闘病記で考える絶対必要な経済的備え

さて、きよしさんのような「後悔のない、好き勝手な生き方」に憧れる方も多いと思いますが、これを実現するためにはシビアな現実(お金の問題)をクリアしておく必要があります。

FPの視点から、私たちが準備しておくべき3つのポイントを挙げます。

① 確実な医療費・固定費のベースを作っておく

きよしさんは週3日の透析を受けながらも、ご自身で店を経営して収入を得ています。

もし働けなくなった場合、日本の公的医療制度(高額療養費制度や、人工透析における特定疾病療養受療証など)で医療費自体は抑えられますが、生活費や介護費用はかかり続けます。

「好き勝手」の土台には、最低限の医療・生活費の確保(貯蓄や民間保険)が不可欠です。

② 「尊厳死」や「延命治療」の意思表示(リビングウィル)をしておく

「ポックリ逝きたい」「悔いはない」と思っていても、いざ倒れた時に意思表示ができないと、現代医療では本人の望まない延命治療が続くケースがあります。

自分の意思を家族や医師に伝える書面(公正証書やエンディングノート)を作っておくことは、周囲に経済的・精神的負担をかけないための最高の優しさです。

③ 残される人への「死後事務費用」の準備

きよしさんのように「明日死んでもいい」と笑うためには、死んだ後の片付け(葬儀・お墓・遺品整理・経営している店の仕舞い方)にかかる費用をしっかり遺しておく必要があります。

ここが不透明だと、残された家族が「好き勝手に生きたツケ」を払うことになってしまいます。

まとめ

ビートきよしさんの生き方は、万人に推奨できるものではないかもしれません。

しかし、「自分の人生のハンドルを自分で握り続ける」という意味において、究極の理想形の一つと言えます。

「破天荒に、楽しく生き切る」ためには、実は綿密な終活とお金の裏付けがあってこそ成立します。

みなさんもきよしさんのニュースをきっかけに、「自分にとっての幸せな最期とは何か」、そして「そのために必要なお金はいくらか」を、一度真剣に考えてみませんか?

それでは、ありがとうございました!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

金融・不動産・年金・リスク管理分野を専門とし、FP技能士1級、宅地建物取引士、管理業務主任者、貸金業務取扱主任者など多数の国家資格・金融資格を保有。

銀行業務検定では財務・法務・税務・年金・融資管理・金融リスクマネジメント等に合格し、近年はDX、生成AI、サイバーセキュリティ、サステナビリティ領域にも知見を広げている。

「難しい制度を、誰でも理解できる言葉で伝える」をテーマに、資産防衛・老後対策・金融リテラシー向上に関する情報発信を行っている。

コメント

コメントする

目次