ロンドン五輪で日本代表のベスト4進出に貢献し、Jリーグだけでなくドイツやオランダでもプレーした元サッカー日本代表の大津祐樹(おおつ・ゆうき)さん。
現役時代を知る人の中には、
「大津祐樹は引退後、何をしているの?」
「現在の仕事はサッカー関係?」
「会社の社長になったって本当?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、2026年現在の大津祐樹さんは、高級腕時計を扱う株式会社コミットの代表取締役社長を務める実業家です。
さらに、自ら立ち上げた株式会社ASSISTでも、アスリートや学生のキャリア支援などに取り組んでいます。
つまり現在は、元サッカー選手という肩書だけではなく、複数の事業に関わる「経営者」として活動しているのです。(Commit Watch)
今回は、大津祐樹さんの現在の仕事や会社、サッカー選手から経営者へ転身した経緯について紹介します。
また、ファイナンシャルプランナーの視点から、**大津さんのセカンドキャリアから私たちが学べる「働き方とお金の備え」**についても考えてみます。
大津祐樹の現在の仕事は株式会社コミットの社長

大津祐樹さんの現在の仕事として、まず注目したいのが株式会社コミットの代表取締役社長です。
株式会社コミットは東京・銀座に店舗を構える「コミット銀座」を運営し、ロレックスやパテック・フィリップ、オーデマ・ピゲなどを中心に、高級腕時計の販売・買取・預かり販売を行っています。
同社の公式サイトでも、現在の代表者として「大津祐樹」と記載されています。(Commit Watch)
文春オンラインでは、株式会社コミットについて年商約300億円規模の企業と紹介されており、大津さんは2025年11月1日付で代表取締役社長に就任したと報じられています。(文春オンライン)
元サッカー日本代表選手が、引退からわずか数年でこれほどの規模の会社を率いていることに驚く方もいるでしょう。
しかし、大津さんの経歴を追っていくと、突然「サッカー選手から社長になった」わけではないことが分かります。
大津祐樹は現役時代からビジネスに関心を持っていた
大津祐樹さんが一般的なアスリートのセカンドキャリアと少し違うのは、現役引退後に初めて将来を考え始めたわけではないという点です。
2026年2月のインタビューによると、大津さんは23歳ごろから株式投資を始め、日経新聞や株価などをチェックするなど、現役選手の頃から経済に関心を持っていたそうです。(文春オンライン)
最初に購入した銘柄として紹介しているのがTOTO株です。
ドイツやオランダでプレーした際、日本と海外のトイレ環境の違いを実感したことなどから、日本企業の技術力に着目したと語っています。(文春オンライン)
これはFPの立場から見ても興味深いエピソードです。
株式投資では、単に「値上がりしそうだから買う」のではなく、身近な生活の変化や企業の競争力、将来の需要などを考えることが重要です。
もちろん、個別株には元本割れのリスクがあり、大津さんと同じ銘柄を買えば利益が出るという意味ではありません。
注目したいのは、20代の現役選手時代から自分の専門分野以外にも目を向けていたことでしょう。
株式会社ASSISTではアスリートのキャリア支援も
大津祐樹さんが取り組んでいる事業は、高級腕時計だけではありません。
大津さんは株式会社ASSISTの代表取締役社長も務めています。
同社は2019年に設立され、現在は主に、
| 事業 | 内容 |
|---|---|
| キャリア支援 | 学生・アスリートなどのキャリア形成を支援 |
| セールスプロモーション | 企業や商品のプロモーション支援 |
| 採用コンサルティング | 企業の採用活動を支援 |
| イベント | スポーツ関連イベントなどを展開 |
| サッカーチーム運営 | スペリオ城北を運営 |
といった事業を展開しています。(Football Assist)
大津さん自身も、プロサッカー選手になった17歳当時から「サッカー選手が終わったらどうするのか」と聞かれることに違和感を覚えていたと明かしています。
その経験が、アスリートの引退後のイメージを変えたいという考えにつながったようです。(文春オンライン)
つまり大津さんのセカンドキャリアは、自分自身が経営者として成功するだけではなく、次の世代のアスリートのキャリア形成を支援する事業にもつながっているのです。
なぜ大津祐樹は年商300億円企業の社長になれた?
では、大津祐樹さんはなぜ元サッカー選手から年商約300億円規模とされる企業のトップへ転身できたのでしょうか。
ポイントの一つは、現役引退前からビジネスの世界に入っていたことでしょう。
株式会社コミットの公式サイトによると、大津さんはジュビロ磐田在籍中からコミット銀座の経営に参画し、現役引退後の2024年に取締役へ就任。その後、代表取締役社長となっています。(Commit Watch)
文春オンラインのインタビューでは、大津さんが取締役として関わった約2年間で会社の年商が約2.5倍になったとも紹介されています。(文春オンライン)
つまり、
サッカー選手 → 引退 → 突然会社社長
ではなく、
現役選手 → 投資や経済を勉強 → 起業・事業に参加 → 会社経営 → 現役引退 → 経営に本格専念 → 社長
という長い準備期間があったと考える方が実態に近そうです。
FPが注目する大津祐樹の「セカンドキャリア」
ファイナンシャルプランナーの立場から、大津祐樹さんのキャリアで特に注目したいのは、収入源ではなく「稼ぐ力そのもの」を複数持とうとしていた点です。
プロスポーツ選手に限らず、会社員にも定年や転職、病気、会社の業績悪化などによって収入が変化する可能性があります。
そのため資産形成を考える際には、NISAやiDeCoなどを利用して金融資産を増やすことだけでなく、自分自身の「人的資本」を高めることも重要です。
資格取得、副業、転職につながるスキル、投資の知識、人脈なども、広い意味では将来への資産と考えることができます。
大津さんの場合も、サッカーという非常に大きな強みを持ちながら、それだけに依存せず、現役時代から経済や投資、経営の知識を身につけていきました。
これこそが、大津祐樹さんのセカンドキャリアで最も参考になる部分ではないでしょうか。
「引退してから考える」のでは遅い?会社員にも通じるキャリア戦略
大津祐樹さんのケースは、一般の会社員にも置き換えて考えることができます。
50代になってから「定年後は何をしよう」と考えるより、30代や40代のうちから自分の会社以外でも通用する知識やスキルを少しずつ蓄積しておく方が、選択肢は広がります。
特に人生100年時代では、60歳や65歳で仕事人生が完全に終わるとは限りません。
「現在の仕事を続けながら、次のキャリアを準備する」
大津さんが現役選手時代から実践してきたこの考え方は、スポーツ選手だけでなく多くの会社員にも参考になるでしょう。
まとめ|大津祐樹の現在は「元サッカー選手」ではなく経営者
今回は「大津祐樹の現在の仕事は?年商300億円企業の社長に転身した元日本代表のセカンドキャリアとは」と題して、大津祐樹さんの現在について紹介しました。
2026年現在、大津祐樹さんは高級腕時計専門店「コミット銀座」を運営する株式会社コミットの代表取締役社長を務めています。さらに株式会社ASSISTの代表として、アスリートや学生のキャリア支援などにも取り組んでいます。(Commit Watch)
ロンドン五輪で活躍した元日本代表選手から、年商約300億円規模とされる会社の経営者へ。
一見すると華麗な転身に見えますが、その背景には、23歳ごろから株式投資を始め、現役時代から経済やビジネスについて学び、引退前から事業に携わってきた長い準備期間がありました。
資産形成というと「いくら貯金するか」「何に投資するか」に注目しがちです。
しかしFPの視点では、自分自身が将来も収入を生み出せる能力を育てておくことも重要な資産形成です。
サッカー選手としてのキャリアを終えても、新たな舞台で挑戦を続ける大津祐樹さん。
今後、経営者としてどのような事業を展開していくのかにも注目が集まりそうです。
それでは、ありがとうございました!

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