1840年創業のスーパーゼネコン大手・鹿島建設。連結売上高3兆円超を記録し、5期連続の増収増益を果たすなど極めて堅調な業績を維持しています。
この圧倒的な経営基盤と現場力を支えているのが、代表取締役社長・桐生雅文氏の舵取りと、同社に脈々と受け継がれる「社是」や精神的基盤です。
創業から180年を超える歴史の中で磨かれた理念が、なぜ現在の業績へダイレクトに結びついているのか。
経営トップの視点と社是・家訓の関係性から紐解きます。
180年超の歴史を支える鹿島建設の基本データ
| 項目 | 内容 |
| 会社名 | 鹿島建設株式会社 |
| 創業 | 1840年(天保11年) |
| 代表者 | 代表取締役社長 桐生 雅文 |
| 事業セグメント | 建設・インフラ・開発事業 |
| 経営理念(社是) | 「科学的合理主義と人道主義に基づく創造的な進歩と発展」 |
社是に宿る「2つの軸」と桐生社長の現場主義
鹿島建設の社是である「科学的合理主義と人道主義に基づく創造的な進歩と発展」。
一見対立するかのような「合理的思考」と「人間性」の2つが高次元で融合している点に、同社の強みがあります。
- 科学的合理主義(進歩と技術革新)建築現場における最先端DXの推進、作業の自動化・省人化技術、AI活用など、データと根拠に基づいた効率化を徹底する姿勢です。
- 人道主義(信頼と人間味)約35年にわたり建築現場でキャリアを積み重ねてきた桐生雅文社長は、「人・技術・信頼」を経営の柱に据えています。最新のAI技術を取り入れつつも「選択肢から価値を判断し、決断を下すのは人である」と語る通り、安全やパートナー企業との絆、社員の成長を最優先にする人道主義が底流にあります。
「家訓と社是」が強固な業績(増収増益)に直結する理由
同社が建設業界の荒波の中でも5期連続の増収増益という優れた数値を叩き出している背景には、理念が単なるお題目ではなく「現場の意思決定基準」として浸透している点が挙げられます。
- DXと技術投資による利益率の改善「科学的合理主義」に基づき、現場の生産性を劇的に向上。施工管理のデジタル化やスマートコンストラクションの導入が、資材高騰や人手不足の中でも高い収益性を維持する原動力となっています。
- ステークホルダーとの強固な信頼関係「人道主義」に基づく誠実な施工と発注者・協力会社との人間関係構築が、難易度の高い大型再開発プロジェクトやインフラ事業の受注・完工を支えています。
伝統の継承と次代へのイノベーション
創業家から受け継がれた事業への誠実さと「社是」の精神は、桐生雅文社長のもとで新たな成長フェーズを迎えています。
テクノロジーによる合理化(科学的合理主義)を進めながらも、最後にものづくりを動かすのは人の想いと信頼(人道主義)であるという軸がぶれないこと。
この2つの両輪が機能しているからこそ、鹿島建設は変化の激しい時代においても業界トップクラスの業績を更新し続けています。
それでは、ありがとうございました!

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