お笑いコンビ「タカアンドトシ」のタカさんが10数年前にもらったというポケモンカードに、驚きの査定額がつき話題になっています。
2026年8月28日放送の北海道文化放送『発見!タカトシランド』で明かされた査定額は、なんと150万円。
しかも査定を依頼したカードショップからは、高額すぎるため店舗では取引できず、新宿や渋谷などの店舗を勧められ、「もっと値がつくかもしれない」と言われたそうです。(ENCOUNT)
もともとは番組でもらい、そのまま開封せず保管していたカードだったといいます。
近年、ポケモンカードをはじめとするトレーディングカードは、単なる遊び道具だけでなく「コレクション資産」として注目されるケースも増えています。
しかし、「昔のカードが150万円になった=ポケカを買えば資産形成できる」わけではありません。
今回はファイナンシャルプランナーの視点から、タカさんのポケモンカードが高額査定されたニュースをもとに、コレクション投資で失敗しないための3つのポイントを解説します。
タカトシ・タカのポケモンカードが150万円に!

タカさんは番組の中で、かつてテレビ東京の朝のポケモン番組に出演していた際、ポケモンカードなどをもらっていたと振り返っています。
タカアンドトシは2013年10月から放送されたテレビ東京系『ポケモンゲット☆TV』にレギュラー出演。タカさんが「タカ局長」、トシさんが「トシプロデューサー」を務めていました。(ファミ通.com)
そのころに所有するようになったという「15周年」のカードを、タカさんは開封せずに保管。
その後、ポケモン好きになった子どもに見せたところ「レアだよ」と言われ、カードショップで査定した結果、150万円という価格を提示されたとのことです。(ENCOUNT)
重要なのは、タカさんが「値上がりを予想して投資したわけではない」という点でしょう。
結果として長期間保管していたものに、大きな希少価値が生まれたわけです。
なぜ昔のポケモンカードが高額になるのか?
ポケモンカードの価格を左右する大きな要素として考えられるのが、
- 希少性
- 人気キャラクター
- 配布・販売枚数
- 未開封かどうか
- カードの保存状態
- コレクターからの需要
などです。
特に古いカードは、年月が経つほど「状態の良いもの」が少なくなります。
同じカードでも傷や折れ、日焼けなどがあるものと、きれいな状態で保存されたものでは評価が大きく異なる可能性があります。
タカさんの場合、「カードに詳しくなかったため開けずに置いていた」という行動が、結果として価値を維持することにつながった可能性があります。
ただし、150万円はあくまで今回店舗で示された査定額です。
実際に150万円で売却したという話ではなく、市場価格も将来まで保証されるものではありません。
ここは投資を考えるうえで非常に重要です。
コレクション投資で失敗しない3つのポイント
1.「査定額=必ず売れる価格」ではない
まず理解しておきたいのが、査定価格と実際の売却価格は必ずしも同じではないということです。
株式なら市場が開いている時間に売買できる銘柄が多く、現在価格も比較的分かりやすく表示されています。
しかしトレーディングカードや時計、絵画などのコレクション資産は事情が違います。
150万円という査定がついていても、
「その金額で買いたい人がいるか」
「店舗がその価格で買い取れるか」
によって、実際の換金額は変わります。
今回もタカさんが査定した店舗では「高額すぎて取引できない」とされ、別の店舗を勧められています。(ENCOUNT)
価格が高いことと、いつでもその価格で現金化できることは別問題です。
これは「流動性リスク」と呼ばれる考え方です。
2.保存状態が資産価値を大きく左右する
コレクション投資では「何を持っているか」だけでなく、どのような状態で持っているかも重要になります。
ポケモンカードの場合、
・折れ
・傷
・湿気
・日焼け
・汚れ
・反り
などによって査定額が変わる可能性があります。
株式や投資信託なら、保管状態を心配する必要は基本的にありません。
しかし現物資産は、自分自身で管理する必要があります。
さらに高額になれば、
「盗難されたらどうするのか」
「火災や水害からどう守るのか」
というリスクも考える必要があります。
数百万円クラスのコレクションになれば、単なる趣味の品ではなく、家計全体の資産管理という視点も必要になってくるでしょう。
3.ポケカだけに資産を集中させない
FPとして最も注意したいのが、ニュースを見て「自分もポケモンカードで儲けよう」と資金を集中させてしまうことです。
タカさんのケースは非常に夢があります。
しかし、すべてのカードが10年後に値上がりするわけではありません。
現在100万円のカードが、
10年後に300万円になる可能性もあれば、50万円になる可能性もあります。
将来の人気や市場環境を正確に予測することはできません。
資産形成の基本は分散です。
生活防衛資金を確保したうえで、NISAなどを利用した株式・投資信託などで長期的な資産形成を行い、コレクションは「趣味+α」の範囲で楽しむのが現実的でしょう。
「絶対に値上がりする」と考えて生活資金まで投入するのは避けたいところです。
ポケモンカードを150万円で売ったら税金はどうなる?
高額カードで忘れてはいけないのが税金です。
「自分の持ち物を売っただけだから税金はかからない」と思う人もいるかもしれませんが、売却の目的や取引状況などによって税務上の扱いは変わる可能性があります。
国税庁は、ネットオークションやフリマアプリなどを利用した個人取引について、生活に使用した資産の売却による所得は非課税とする一方、それ以外の取引による利益については、事業所得に該当する場合を除いて原則として雑所得に該当すると説明しています。(国税庁 税務計算サイト)
また、資産の売却が「譲渡所得」に該当する場合、土地・建物・株式等以外の資産では、
譲渡価額-(取得費+譲渡費用)-特別控除最高50万円
という考え方があり、所有期間が5年を超える長期譲渡所得では、原則として計算後の金額の2分の1が総合課税の対象になります。(国税庁)
ただし、トレーディングカードについては、所有目的や売買頻度、取得経緯など具体的な事情によって所得区分の判断が異なる可能性があります。
そのため、「150万円で売ったら必ず○万円の税金」と一律には言えません。
高額なコレクションを実際に売却するときは、領収書など取得価格が分かる資料や、査定・売却時の記録を残し、必要に応じて税務署や税理士へ確認することをおすすめします。
コレクションも「資産の棚卸し」をしてみよう
タカさんのニュースから学べるもう一つのポイントがあります。
それは、自宅に眠っているものにも意外な価値がある可能性があるということです。
ポケモンカードだけではありません。
昔の玩具、時計、記念硬貨、切手、フィギュア、限定グッズなど、購入時より価値が上がっているものが自宅に眠っているケースもあります。
ただし、「高くなるまで何でも取っておけばいい」という話ではありません。
大切なのは、自分が何を持っているのかを把握すること。
これは金融資産でも同じです。
預貯金、株式、投資信託、保険、不動産、そしてコレクション。
定期的に「資産の棚卸し」をしておくことは、家計管理や相続対策の面でも役立ちます。
まとめ
タカアンドトシのタカさんが10数年前にもらい、長期間保管していたポケモンカードには、驚きの150万円という査定額がつきました。
カードショップから「もっと値がつくかもしれない」と言われたというだけに、今後の価値も気になるところです。(ENCOUNT)
一方、FPの立場から考えると、今回のニュースから学びたいのは「ポケカを買えば儲かる」ということではありません。
コレクション投資では、
①査定額と実際の売却価格は違う
②保存状態によって価値が変わる
③一つの資産に資金を集中させない
という3点が重要です。
タカさんのように、何気なく持っていたものが10数年後に大きな価値を持つことは確かにあります。
だからこそ、自宅にある「昔集めていたもの」を一度確認してみるのも面白いかもしれません。
ただし、本格的な資産形成はポケモンカードの値上がりだけに期待するのではなく、預貯金やNISA、株式、投資信託なども組み合わせながら、長期・分散を基本に考えることが大切です。
それでは、ありがとうございました!

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